シンパシー

学生の時、前後の席になった子が誕生日一緒で血液型も同じでまきとみきみたいな名前も一文字違いみたいな、占いの結果とか大体一緒じゃんみたいな女の子がいたんですが、性格も大雑把でめんどくさがりっぽいところに一方的かもしれないけれどシンパシーを感じてた。その子は友達もいたし特に勉強ができないというわけではなかったんだけど、途中で学校に来なくなってそのまま辞めてしまった。めんどくさくなったから辞めちゃったと後から聞いたけど、時々その子のことを思い出すと自分に似ていたと思うからこそ、もしかしたら何かのきっかけで自分が選んでいた道かもなと思う。子供の頃何になりたかった?という質問に、その時々では何となくお花屋さんとかケーキ屋さんとかいってたけど本当になりたかったものって特になかったなと思いました。セーラームーンは大好きだったけれど、セーラームーンになりたかったんじゃないよなって最近気付きましたって四年前の自分が書いてた。昔は趣味嗜好と自分の身に着けるものだったり感覚は限りなく同一視してたけど、段々それは離れて別物として扱うようになっていったなと思った。かわいいものは好きだけど、それを欲しいかといわれると別にそうじゃないとか。だってそれは自分には似合わないしとか。やっと自我を得たのかもしれない。十代でアイドルを卒業して、自分はこうなりたいからそのために別の道に進むという選択肢を決めてどんどん綺麗に美しくなっていく女の子たちを見ていると、ただただすげ~~~って思っちゃう。目が焼かれそうです。